この記事ではApexLegendsにオススメのゲーミングモニターを、元プレデター、現マスターがPS4,PS5,PC版に分けて紹介します。
(オススメのゲーミングモニターをすぐに確認したい方はこちらから)
テレビじゃダメ!絶対にゲーミングモニターを使うべき理由
ゲーミングモニターとはその名の通りゲームをプレイするのに特化したモニターです。一般的なモニターに比べて以下のような点が優れいています。
- リフレッシュレート(画面が1秒間に切り替わる回数)が高い
- 応答速度(画面の色が移り変わるまでの時間)が速い
- 残像感を軽減する機能がある
- 暗い場所の視認性が上がる機能がある
- ブルーライトカットなど目が疲れにくい機能がある
など、多くの機能が備わっています。
ゲーミングモニターの選び方
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは画面が1秒間に何回切り替わるのかを示す数値で単位はHz(ヘルツ)です。例えば一般的なモニターのリフレッシュレートである60Hzは1秒間に画面が60回切り替わることを表しています。リフレッシュレートの数値は高ければ高いほど映像が滑らかに映り、ゲームを快適にプレイすることができます。
各機種別にオススメのモニターのリフレッシュレートは
- Switch、PS4:60Hz
- PS5:120Hz~144Hz
- ゲーミングPC:144Hz~360Hz(144Hz~240Hzが主流)
となっています。自分の使っている機種にあったリフレッシュレートのモニターを選びましょう。
応答速度
液晶ディスプレイの応答速度とは、画面の色が「黒→白→黒」と変化するときに要する時間だ。 単位には「ms」(ミリ秒、1msは1秒の1000分の1秒)が使われる。応答速度が「12ms」の液晶ディスプレイは、画面の色が「黒→白→黒」と変化するときに12msの時間がかかるということだ。
応答速度は画面の色の切り替わりの速さを示し、速ければ速いほど映像の残像感が軽減されます。
しかし、メーカーによって測定速度が違ったり3ms以下は人間の目で判別できなかったりするので、応答速度5ms以下のものを買えば間違いないと思います。
ゲーミングモニターを選ぶときはGTGが重要
GTG(Gray to Gray)は「中間色」→「中間色」に変化に要する時間を示します。モニターは「黒」→「白」の変化に要する時間(応答速度)を最も高めやすいですが、実際画面に映し出される映像には「黒」→「白」などの極端な描写は少ないです。
そのため最近では「黒」→「白」よりも描写頻度が高く、描写の処理に時間のかかる「中間色(Gray)」から(to)「中間色(Gray)」の移り変わりの速度を示すGTGが主流になっています。
ゲーミングモニターを選ぶ際はGTGもチェックしてみてください。
パネル
液晶パネルには「IPSパネル」「TNパネル」「VAパネル」の3種類が主流となっています。VAパネルは1部の湾曲モニター以外のゲーミングモニターではあまり採用されていないため、基本的には「IPSパネル」「TNパネル」から選ぶことになります。
「IPSパネル」は応答速度はTNパネルには劣りますが、視野角が広く色の再現性が高いため、どの角度からでも美しい映像を楽しむことができます。FPSだけでなくMMORPGや動画鑑賞などマルチに使いたい方はIPSパネルがオススメです。
「TNパネル」は応答速度が速いのが特徴です。しかし視野角が狭く色味が薄いので色鮮やかな映像を映すのには不向きのパネルです。応答速度にとことんこだわるFPSプレイヤー向けのパネルとなっています。
モニターサイズ
ゲーミングモニターのサイズは21インチ~27インチが主流です。21インチでは小さく感じるため24インチ以上を選ぶ方が多いです。
FPSをメインでプレイする方は24インチが画面内の情報を視界に収めやすくオススメです。FPS以外のゲームをしたり、動画や映画鑑賞、動画編集などクリエイティブなこともしたいのであれば27インチをオススメします。
解像度
現在解像度の主流は「フルHD(1920×1080)」「WQHD(2560×1440)」「4k(3840×2160)」です。
解像度が高ければ高いほど高画質でゲームをプレイできますが、現在FPSの場合ゲーム側が4k画質に対応してない事が多いため基本的にはフルHDのモニターで十分です。
また、高いリフレッシュレートと高解像度を両立させようとすると価格が10万を超えてくるので、ゲーム用に「フルHD」、動画や映画鑑賞用に4kモニターと使い分けるのもオススメです。
ポイント
- FPSをメインで遊んだりリフレッシュレートを優先させたい方は「フルHD」
- MMORPGや動画編集などで画面の作業領域を増やしたい方は「WQHD」「4k」
機能性
FPSをプレイする上であると嬉しい機能もいくつか紹介します。
黒挿入機能
黒挿入機能とは、激しい動きのフレームとフレームの間に真っ黒のフレームを挿入することで残像感を軽減する機能のことです。残像感が軽減することによって視認性やリコイルコントロールに役立ちます。FPSをする方にオススメの機能です。
各メーカーの黒挿入機能
- BenQ:DyAc⁺
- Acer:VRB
- ASUS:ELBM
- Pixio:MPRT
色補正や暗所補正
色補正は画面の色を鮮明化させることにより、敵プレイヤーの視認性を上げる事ができる機能です。「BenQ Zowie/MOBIUZシリーズ」の「Color Vibrance」が有名です。
暗所補正は画面の暗い部分を明るくして見えやすくする機能です。FPSでは室内や暗い場所で戦う際有利となる機能です。
各メーカーの色補正/暗所補正
- BenQ:Color Vibrance/Black eQualizer
- Acer:Game View/Black Boost
- ASUS:Game Visual/Dynamic Shadow Boost
- Pixio:Visual Preset/Black Equalizer
目の疲労を軽減する機能(フリッカーフリー、ブルーライトカットなど)
モニターの輝度調整する時の画面の明滅によって発生するモニターのちらつき(フリッカー)を軽減するフリッカーフリーや、網膜に負担をかけ睡眠にも悪影響を及ぼすブルーライトをカットする機能を搭載したモニターを選べば、長時間ゲームをしても目が疲れにくくなるでしょう。
迷ったらこれでOK!失敗しないオススメのゲーミングモニター
以上の点を踏まえて、2023年に買って後悔しないオススメのゲーミングモニターを紹介します。
PS4にオススメのゲーミングモニター
Acer VG240Ybmiifx
サイズ | 23.8インチ | パネル | IPS |
リフレッシュレート | 75Hz | 入力端子 | HDMI/ミニD-sub15ピン |
応答速度 | 1ms | スピーカー | 2W+2W |
PS4にオススメのゲーミングモニターは「Acer VG240Ybmiifx」です。
2万円前後という値段でゲーミングモニターに欲しい機能が揃っているため、このモニターを買って後悔することはまず無いと断言できるゲーミングモニターです。
スピーカーも内蔵されておりPS4を接続するだけですぐに遊べるのもポイントです。
AOPEN 22MX1Qbmiix
サイズ | 21.5インチ | パネル | TN |
リフレッシュレート | 75Hz | 入力端子 | HDMI/ミニD-sub15ピン |
応答速度 | 1ms | スピーカー | 2W+2W |
「AOPEN 22MX1Qbmiix」は1.5万円という破格の値段でありながらリフレッシュレートは75Hz、応答速度は1msという十分な性能を持ち、さらに内蔵スピーカーやHDMI端子が2個ついているなどコスパが非常に良い製品です。
モニターサイズが21.5インチと少し小さいのが欠点です。
PS5にオススメのゲーミングモニター
BenQ MOBIUZ EX2510S
サイズ | 24.5インチ | パネル | IPS |
リフレッシュレート | 165Hz | 入力端子 | HDMI/DisplayPort |
応答速度 | 1ms | スピーカー | 2.5W+2.5W |
PS5でFPSゲームを快適に遊びたい方にオススメなのが最強クラスのスペックを誇る「BenQ MOBIUZ EX2510」です。
BenQ独自の「HDRi」という技術により、周囲の明るさに応じてHDR映像を微調整し視聴体験を最適化する機能が備わっているため、FPSだけでなく、RPGなどにも最適なマルチに使えるゲーミングモニターです。
他にも
- 画面の明暗を調整し、視認性を上げる「Light Tuner」
- ゲーム内の暗所や明るすぎる範囲の輪郭や明るさを見やすくする「Black eQualizer」
- ブルーライトを軽減する「eye-careテクノロジー」
など、ゲームが有利に、快適になる機能が搭載されています。
ゲーミングモニターの中では高音質なスピーカーも内蔵されているため、PS5をつなげるだけですぐに遊ぶことができます。
値段は37,620円と少し高めですが、PS5だけでなくPCでも十分に使える性能となっているため、長く使えるオススメのモニターです。
IODATA GigaCrysta EX-LDGC242HTB
サイズ | 23.6インチ | パネル | TN |
リフレッシュレート | 144Hz | 入力端子 | HDMI/DisplayPort |
応答速度 | 0.6ms | スピーカー | 2W+2W |
「IODATA GigaCrysta EX-LDGC242HTB」は応答速度は0.6msと一般的に早いと言われている1msよりも速い速度となっています。さらに内部フレーム遅延がわずか約0.05フレームと速く、コントローラーの入力が画面に反映されるまでのズレが少ないことが特徴です。
また、ブルーライトカットや暗所を見やすくする機能など、ゲーミングモニターに欲しい機能も一通り揃っています。
HDMI端子が3ポートあるため、Nintendo SwitchやPCなど多くのデバイスと接続できる点もいいですね。
PCにオススメのゲーミングモニター
BenQ ZOWIE XL2411K
サイズ | 24インチ | パネル | TN |
リフレッシュレート | 144Hz | 入力端子 | HDMI/DisplayPort/DVI-DL |
応答速度 | 1ms | スピーカー | なし |
「BenQ ZOWIE XL2411K」は世界大会にも採用され、プロにも愛されているBenQのZOWIEシリーズのモニターです。
ZOWIEシリーズのモニターには、「DyAc」というフレームとフレームの間に真っ黒のフレームを挿入することによって残像感を軽減するBenQ独自の技術が採用されています。
そのため、銃のフルオート射撃時などで画面が激しく動いても残像感が軽減され、視認性やリコイルコントロールに役立ちます。
他にも、画面の明暗を調整する「Black eQualizer」やモニターの設定を共有する「XL Setting to Share」、色覚以上の方でも画面が見やすくなる「Color Weakness」などと機能も充実しています。
FPSを本気でプレイして上位を狙う人には最適なモニターと言えるでしょう。
また240Hzモデルもあります。価格は上がりますが性能を妥協せずプレイしたい方はこちらもおすすめです。
サイズ | 24.5インチ | パネル | TN |
リフレッシュレート | 240Hz | 入力端子 | HDMI/DisplayPort/DVI-DL |
応答速度 | 0.5ms | スピーカー | なし |
Acer XV252QZbmiiprx
「Acer XV252QZbmiiprx」は美しい映像を表示できるIPSパネルと240Hzのリフレッシュレートを有しながら価格も4万円代とお手ごろな価格なのが特徴です。
ゲームを快適にプレイするための機能として
- 明暗をきれいに描写する「DisplayHDR 400」に対応
- フレームとフレームの間に真っ黒のフレームを挟み込み、映像の残像感を軽減する「Visual Response Boost(VRB)」
- 目の疲労を軽減する「ブルーライトカット」
などがあります。
USBポートがついており付属のケーブルをPCと接続することで、モニターをUSBハブとして使うことができる点も便利です。
FPSだけでなくMMORPGや動画視聴など、マルチに使えるオススメのモニターです。セールで10%程安くなるのでセール中の購入がオススメです。
サイズ | 24.5インチ | パネル | IPS |
リフレッシュレート | 240Hz | 入力端子 | HDMI/DisplayPort |
応答速度 | 0.5ms | スピーカー | 2W+2W |
JAPANNEXT JN-I245FR240
「JAPANNEXT JN-I245FR240」は日本のメーカーである「JAPANNEXT」さんが販売している240Hz、IPSパネルのモニターです。
特徴はなんといっても一般的に搭載されている機能を有していながら3万円を切るというぶっちぎりのコスパの良さです。ここまで安く出来るのかと正直驚きました。
モニターに搭載されている機能は
- 明暗を美しく描写する「HDR」対応
- モニターの点滅であるフリッカー(ちらつき)を軽減する「フリッカーフリー」
- 目の疲労を軽減する「ブルーライトカット」
などがあります。
なるべく安くて機能の揃ったモニターが欲しい方は「JAPANNEXT JN-I245FR240」一択だと思います。
サイズ | 24.5インチ | パネル | IPS |
リフレッシュレート | 240Hz | 入力端子 | HDMI/DisplayPort |
応答速度 | 0.5ms | スピーカー | 2W+2W |
こちたの記事でレビューしているので購入を検討している方は参考にしてみてください。
まとめ
ポイント
- リフレッシュレートは使用する機器に合わせて選びましょう。上位機種に買い替える予定(PS4を使っていて今後PCの購入を検討している場合など)がある方は上位機種に合わせた性能を買うのがオススメ。
- 応答速度は5ms以下(GTGのチェックも忘れずに)
- モニターサイズは24インチか27インチが無難。
- 画質優先→IPSパネル、応答速度優先→TNパネル
ゲーミングモニターは毎年買い替えるものではないため、なるべく良いスペックのものを購入し長く使い続ける事が最もコスパの良い買い方です。妥協せずに自分の気に入った良いものを選びましょう。