本記事では、Philipsのモバイルバッテリー「DLP4350QW」を購入したのでレビューしていきます。モバイルバッテリーとしての機能に加え、USB Type-Cケーブルと電源プラグ内蔵に、Apple Watcの充電パッドまで搭載された1台4役の多機能モバイルバッテリーです。さらに、機内持ち込み可能かつ、イギリス・オーストラリア・ヨーロッパのコンセントに対応した変換プラグも付属しており、普段使いから海外旅行まで幅広く活躍します。
Philips DLP4350QWの基本性能

Philips DLP4350QW | |
---|---|
容量 | 10,000mAh(36Wh) |
サイズ(cm) 縦 × 横 × 高さ | 約11.2×5.5×3.0cm |
重さ | 約235g |
入力 | AC 100-240V~50/60Hz 0.3A USB-C ポート:最大18W |
出力 | USB-C ケーブル:最大20W USB-C ポート:最大20W USB-A ポート:最大18W Apple Watch充電パッド:2.5W |
本体充電方法 | ケーブル 電源プラグ |
同時充電 | ○(最大4台) |
パススルー機能 | ○ |
ケーブル内蔵 | ○ |
Apple Watch充電 | ○ |
バッテリー残量 | LEDディスプレイ |
カラーバリエーション | ホワイト |
Philips DLP4350QWの外観・付属品レビュー
内容物一覧


- DLP4350QW本体
- 変換用ACアダプター(イギリス・オーストラリア・ヨーロッパ)
- 取扱説明書
- カスタマーサポートへのリンクが記載されたカード
本体外観


本体前面にはApple Watch充電パッドとPhilipsのロゴ。背面にはUSB-Cケーブルと端子を収納するくぼみのみの、シンプルなデザインです。白い部分はマットな質感で、サラサラとした手触りです。


側面は、電源ボタンと電池残量を確認できるLEDディスプレイが搭載されています。質感は同じくマット調ですが、中央部に側面から底面にかけて光沢感のある装飾が施されています。
また、反対側には電源プラグとスペックや認証マークなどのラベルが記載されています。

モバイルバッテリーとデバイスを接続することで自動で充電を開始します。充電を開始すると自動でLEDディスプレイが起動し、電池残量の他に、急速充電時に緑色に点灯する急速充電マークが表示されます。
LEDディスプレイの下には電源ボタンがあります。こちらはApple Watchを充電する際、ボタンを押すことで充電を開始します。
また、2回押すことでモバイルバッテリーの出力がオフになります。
LEDディスプレイはマット調のプレートの下に搭載されており、表示が少しくすんでいます。


本体上部には入出力対応のUSB-Cポートと出力のみ対応のUSB-Aポートが1つずつあります。反対側にはUSB-Cケーブルの長さを調整するホールがあります。


ケーブルには編組が使われており、耐久性と摩擦に対する耐性が向上しています。質感は少し硬い印象があり、ケーブルを柔軟に曲げるのは難しいですが、その分耐久力は高く感じます。USB-Cケーブルの長さは約21.5cmです。
サイズと重さ


大きさは約11.2×5.5×3.0cmで、クレジットカードより一回り大きいサイズです。重さは235gと、電源プラグやApple Watch充電、バッテリー容量を考えると軽いと思います。
3ヶ国の変換アダプター

電源プラグを海外のプラグに変換できるアダプターが付属しています。対応しているのは「ヨーロッパ」「イギリス」「オーストラリア」の3ヶ国です。


取り付けは、電源プラグを折りたたんだ状態で上からアダプターをはめ込むことで変換できます。
Philips DLP4350QWの性能レビュー
最大4台の同時充電が可能

内蔵USB-Cケーブル・USB-Aポート・USB-Cポート・Apple Watch充電パッドと、最大4つのデバイスを同時充電可能です。
パススルー充電対応

本体充電とデバイス充電を同時にできるパススルー充電に対応しています。モバイルバッテリー本体を充電しながら、スマホやApple Watchの充電が可能です。
なお、パススルー使用時の合計出力W数は15Wになる点は注意です。
各デバイス充電時間
充電対象 | 充電方法 | 充電時間 | 消費バッテリー |
---|---|---|---|
iPhone12 Pro (30~80%) | USB-Cポート(20W) | 33分 | 19% |
Apple Watch (0~100%) | 充電パッド(2.5W) | 1時間34分 | 5% |
モバイルバッテリー本体 (0~100%) | USB-Cポート(18W) | 3時間2分 | - |
電源プラグ | 3時間43分 |
モバイルバッテリー本体の充電速度が入力18WのUSB-Cポートを使用して2時間33分かかるため、本体の充電速度は少し遅めです。それ以外の充電速度については十分な速度で充電できました。
Philips DLP4350QWの良かった点・気になった点
良かった点
良かった点としては、「スマホ」「タブレット」「Apple Watch」「モバイルバッテリー本体」の充電を1台で完結できる事です。容量も10,000mAhとスマホ約2回分の充電容量がありつつ、機能の割に軽量・コンパクトなため、日々持ち歩くデバイスの充電に困ることはなくなりそうです。
また、電池残量の表示やスマホの急速充電、パススルー機能、同時充電とモバイルバッテリーに欲しい機能を一通り網羅してる点も良い点です。
そして、容量36Whと機内持ち込み可能な点や、3ヶ国対応の変換アダプターが付属している事など、旅行シーンでも活躍します。
気になった点
気になった点としては、出力が最大で20Wのため、PCの充電ができないことです。出力が30WあればMacBook Airの充電が出来るため、さらに使いやすくなると思います。
また、モバイルバッテリー本体の充電に時間がかかる印象です。USB-Cケーブルで約3時間、電源プラグでは約3時間40分ほどかかるため、急ぎのタイミングでは注意が必要です。
LEDディスプレイがややくすんで見える点も気になりました。明るい場所ではバッテリー残量が見づらいことがあります。
Philips DLP4350QW まとめ
本記事では「Philips DLP4350QW」についてレビューしました。
モバイルバッテリー・Apple Watch充電・電源プラグ・USB-Cケーブルと4つの機能が1つにまとまった多機能モバイルバッテリーのため、PC以外の充電はこれ1台で完結できるのが魅力の製品です。
iPhone15以降や、15以降のiPhoneに買い替え予定のAppleユーザーには特におすすめです。
