ゲーミングモニター デバイス

【2025年版】WQHDゲーミングモニターおすすめ5選|フルHDとの違いも解説

ゲーミングモニターを選ぶ際、「WQHDってフルHDより本当に違いがあるの?」「おすすめモデルを知りたい!」と悩む方は多いのではないでしょうか。

WQHDはフルHDよりも高解像度で、より美しい映像表現や作業領域の広さが魅力。ただし、価格や必要なPCスペックも変わってくるため、慎重に選ぶ必要があります。

本記事では、WQHDとフルHDの違いをわかりやすく解説しつつ、2025年時点でおすすめできるWQHDゲーミングモニターを5つ厳選して紹介します。

FPSやMMORPG、動画編集など、あなたの用途に合った1台がきっと見つかります!

WQHDゲーミングモニターとは?

WQHDとは?解像度と画質の違い

WQHDとは「Wide Quad HD」の略で、2560×1440ピクセルの解像度を指します。フルHD(1920×1080)よりも水平方向に約1.3倍、全体で約1.8倍多くの画素数を持つため、より高精細な映像表示が可能になります。

画質においては、画素数が増える=1ピクセルあたりの情報量が減る=より細かく滑らかな表示になるため、文字も映像もくっきりと鮮明に映し出されます。

特に27インチ以上のモニターでは、フルHDだとドットの粗さが目立つことがありますが、WQHDなら適正な表示密度で、ゲームも作業も快適な視認性を実現します。

フルHDとの違いを比較

フルHDWQHD
解像度標準高精細
画面の情報量通常約1.8倍
作業スペースやや狭い広く快適
ゲームグラフィック基本的には問題なしより美麗
負荷軽めやや高め(GPU性能が必要)

WQHDはフルHDよりも広い作業領域を確保できるため、動画編集や配信、マルチウィンドウ操作にも最適です。一方で、描画する画素数が多くなるぶん、GPUへの負荷は増加するため性能に注意が必要です。

WQHDゲーミングモニターのメリット・デメリット

メリット

1. フルHDより高精細な画質

WQHD(2560×1440)はフルHD(1920×1080)の約1.8倍の解像度があり、よりシャープで美しい映像表現が可能です。ゲーム中の細かいテクスチャや文字も見やすく、臨場感のある映像体験を提供してくれます。

さらに、4KよりもPCへの負荷が軽いため、高画質とパフォーマンスのバランスが取れているのもWQHDの魅力です。フルHD以上の美しさを求めつつ、快適なプレイ環境を維持したい方にとって、非常にちょうど良い解像度と言えるでしょう。

2. 作業領域が広く、マルチタスクに強い

WQHDは解像度が高いため、一画面で複数ウィンドウを並べても視認性が保たれます。動画編集や配信、資料作成などクリエイティブな作業にも最適です。

3. 没入感の高いゲーム体験

画面サイズが27インチ以上でも粗さを感じにくいため、大画面でのゲームの没入感が格段に向上MMORPGやオープンワールド系など、広大な世界観を楽しむゲームと相性抜群です。

デメリット

1. 高リフレッシュレートを活かすにはある程度性能が必要

WQHD解像度で144Hz以上の滑らかな描画を出すには、それなりのグラフィック性能を持つゲーミングPCが必要です。スペックが不足していると、フレームレートが安定せず本来の性能を活かせないこともあります。

ただし、近年のゲーミングPCは性能が大きく向上しており、ミドルスペック程度のゲーミングPCでもWQHD×高リフレッシュレートのゲームプレイが十分に快適に行えるようになっています。

フルHDに比べ価格が高め

WQHDモニターは解像度や機能面が充実している分、価格帯も高めです。特にリフレッシュレートが高く応答速度に優れたモデルは、ある程度の予算を見込んでおく必要があります。

WQHDはどんな人におすすめ?

通常のフルHDモニターでも基本的なゲームプレイには問題ありません。ですが、以下の項目に当てはまるユーザーにはフルHDよりもWQHDゲーミングモニターの方が高い満足度をもたらします。

FPS/MMORPGプレイヤー向き

WQHDはフルHDよりも広い視野と高精細な描画が可能なため、敵の動きや背景のディテールをしっかり視認できます。とくにMMORPGやオープンワールドゲームでは美しいグラフィックが映え、没入感が格段にアップ。

また、Apex LegendsやVALORANTのようなFPSでも滑らかな描画と高い視認性を両立できるのが魅力です。

動画編集・マルチタスクにも強い

WQHDは作業領域が広いため、動画編集・画像編集・音楽制作などのクリエイティブ作業にも最適です。タイムラインや複数のウィンドウを同時に表示しても視認性が高く、作業効率がアップします。

また、ブラウザや資料、チャットツールを並べてマルチタスクしたいビジネス用途の方にもおすすめです。1画面で快適に複数作業をこなせるのはWQHDならではのメリットです。

WQHDに向かないケースとは?

一方で、ゲーミングPCのスペックが十分でない場合や、高リフレッシュレートを求める競技性重視のFPSプレイヤーにはWQHDが必ずしも最適とは限りません。

WQHDはフルHDより描画負荷が大きく、スペック不足のPCではフレームレートが安定せず、144Hz以上を活かしきれないことも。
また、24インチ以下の小さめサイズでは解像度の恩恵を感じにくいため、27インチ以上のモニターを前提に選ぶのがベストです。

ゲーミングモニターを選ぶ前に知っておきたい3つのポイント

リフレッシュレート(144Hz/240Hzなど)

ゲーミングモニターを選ぶ際に最も注目されるのが「リフレッシュレート」です。これは1秒間に画面を何回更新できるかを示す数値(Hz)で、数値が高いほど映像がなめらかになります。

一般的なモニターは60Hzが主流ですが、ゲーミング用途では144Hz以上が推奨されます。特にFPSやバトロワ系のゲームでは、144Hzや240Hzのモニターを使うことで、敵の動きをよりスムーズに視認でき、エイムの追従性が向上します。

ポイント

  • ライトユーザー・家庭用ゲーム機:75Hz〜100HzでもOK
  • PCゲーマー(FPS/格ゲー):144Hz以上推奨、可能であれば240Hz
  • eスポーツや競技シーン:240Hzやそれ以上も選択肢に

ただし、高リフレッシュレートを活かすにはPCの性能(GPUなど)も重要です。出力が追いつかないと宝の持ち腐れになるので注意しましょう。

応答速度と遅延(FPS・アクション向け)

「応答速度」とは、モニターが色を切り替える速さを表す指標で、主に「ms(ミリ秒)」で表記されます。数字が小さいほど、動きの速いシーンでも「残像感」や「ブレ」が少なくなります。

ゲーミング用途では、1ms〜5ms程度の応答速度が理想的。特にFPSや格闘ゲームのような動きが激しいジャンルでは、遅延の少なさが勝敗に直結することもあります。

ポイント

  • 応答速度1ms以下 → 競技向け・FPSに最適
  • 5ms前後 → RPG・MMO・一般用途でも十分

パネル種類(IPS・VAなど)と用途の相性

ゲーミングモニターには、主に「IPS」「VA」「TN」の3種類のパネル方式があります。それぞれ特徴があり、プレイスタイルや重視したい項目によって選ぶべきパネルが変わります。

VAパネルは1部の湾曲モニター以外のゲーミングモニターではあまり採用されていないため、基本的には「IPSパネル」「TNパネル」から選ぶことになります。

パネル特徴用途
IPS色再現がきれい/視野角が広い映像美重視/マルチに使いたい
TN応答速度が速い/価格が安いFPS・格ゲー重視の競技
VAコントラストが高い/黒が深い動画視聴やホラーゲーム向け

最近では、IPSパネルでも1msの高速応答に対応したゲーミングモニターも増えており、「映像美と性能を両立したい」場合にはIPSが特におすすめです。

おすすめWQHDゲーミングモニター5選

【迷ったらコレ】IODATA EX-GDQ271JA

どのWQHDモニターを選べばいいか迷っている方におすすめなのが、「IODATA EX-GDQ271JAです。ゲーム・映像両方に強い性能をバランスよく兼ね備えた、万能タイプのWQHDゲーミングモニターです。
最大の特長は、AHAVというIPSパネルの改良型パネルを採用しており、広色域と速い応答速度を両立しています。

暗所補正機能の「Night Clear Vision」や色強調機能「エンハンストカラー」、残像感を抑える「Clear AIM(黒挿入)」、さらには超解像技術によるぼやけ緩和まで搭載されており、映像美を追求するユーザーにも最適です。

さらに、HDMI2.1対応によりPS5のVRR(可変リフレッシュレート)にも対応。PS5ユーザーにも安心しておすすめできます。

モニターアームなしでも使いやすい高さ・角度調整機能付きスタンドや、モニターを操作出来るリモコンが付属している点も魅力。高性能かつ使い勝手も抜群な、初めてのWQHDにも最適な一台です。

製品名IODATA EX-GDQ271JA
解像度2560×1440 WQHD
画面サイズ27インチ
リフレッシュレートDP : 180Hz / HDMI : 144Hz
パネルの種類AHVAパネル
応答速度GtoG 0.2ms / MPRT 0.7ms
表面処理非光沢
入力端子DP 1.4 ×1 / HDMI 2.1 ×2 / USB 2.0(マイク入力)
機能AdaptiveSync / G-SYNC Compatible / HDMI2.1 VRR / Night Clear Vision(暗所補正) / エンハンストカー(色補正) / Clear AIM(黒挿入機能) / フリッカーフリー(ちらつき軽減) / 超解像技術(ぼやけ緩和) / HDR 400
音声出力ヘッドホン出力(3.5mm) / ラインアウト(3.5mm) / 2W×2
付属品DPケーブル / HDMIケーブル / 電源ケーブル / USBケーブル(A-B USB 2.0) /ケーブルホルダー / VESAプレート / VESAプレート取付ネジ / 説明書 / リモコン
価格税込43,796円 → セール時37,230円(記事作成時)

【コスパ重視】JAPANNEXT JN-27i180Q

WQHD解像度×180Hzの高リフレッシュレートに対応した、コスパ抜群のゲーミングモニターが「JAPANNEXT JN-27i180Qです。
IPSパネル×応答速度GtoG 3ms(MPRT(黒挿入機能)使用時 1ms)と、FPS・アクションゲームでもしっかり活躍できる性能を備えています。
また、PS5ともWQHD:120Hzで接続可能で、家庭用ゲーム機でも高画質なゲーム体験が可能。

同価格帯で人気のある「KTC H27T22C」と比較しても、GtoG 3msの高速応答に加え、HDR400対応やおまけ程度ですがスピーカー内蔵、日本企業ならではの日本語マニュアルが付属している点など、多くのメリットがあります。

当ブログでは実際にこの製品を使用してレビューした経験があり、使用中に特に不具合もなく快適に利用できたことから、自信を持っておすすめできるモデルです。

製品名JAPANNEXT JN-27i180Q
解像度2560×1440 WQHD
画面サイズ27インチ
リフレッシュレートDP : 180Hz / HDMI : 144Hz
パネルの種類IPSパネル
応答速度GtoG 3ms / MPRT 1ms
表面処理非光沢
入力端子DP 1.2 ×2 / HDMI 2.0 ×2
機能FreeSync / フリッカーフリー(ちらつき軽減) / ブルーライトカット / MPRT(黒挿入機能) / HDR400
音声出力ヘッドホン出力(3.5mm) / 2W×2
付属品DPケーブル / 電源ケーブル / VESAマウント延長スペーサー / マニュアル / 保証書
価格税込27,981円(記事作成時)
合わせて読みたい

【FPS向け】MSI G274QPX

FPSをプレイするユーザーにおすすめなのが「MSI G274QPXです。240Hzの高いリフレッシュレートとGtG 1msの応答速度を備えた、FPS・バトロワ系ゲームに最適なモデルとなっています。

MSI社が開発した、従来のIPSパネルより応答速度が4倍早いRAPID IPSパネルを採用しているため、応答速度と色の再現性が向上しています。

また、かなり優秀な暗い場所を見やすくするナイトビジョン機能や残像感を軽減するMPRT(黒挿入機能)等、ゲームが有利になる機能もしっかり搭載されています。

USB-C(PD65W)にも対応しており、ノートPCとケーブル1本で接続できるため、仕事や作業でもWQHDの性能をしっかり活かせます。さらにモニターアームがなくても高さ・角度調整が可能なモニタースタンドや、設定画面を直感的に操作出来るジョイスティック型のボタンなど、ゲーム性能・使いやすさ共にバランスの良いモデルです。

製品名MSI G274QPX
解像度2560×1440 WQHD
画面サイズ27インチ
リフレッシュレートDP : 240Hz / HDMI : 144Hz
パネルの種類RAPID IPSパネル
応答速度GtoG 1ms
表面処理非光沢
入力端子DP 1.4 ×2 / HDMI 2.0 ×2 / USB Type-C(USB PD 65w)
機能FreeSync / G-SYNC Compatible / Wide Color Gamut / アンチフリッカー(ちらつき軽減) / ブルーライトカット / MPRT(黒挿入機能) / ナイトビジョン機能 / HDR400
音声出力ヘッドホン出力(3.5mm)
付属品DPケーブル / 電源ケーブル / ACアダプター / VESAマウント用スペーサーネジ / クイックスタートガイド
価格税込55,027円 → セール時49,800円(記事作成時)

【白デスク環境にオススメ】Pixio PX278 WAVE / White

デスク周りを白で統一している方にぴったりのおすすめのWQHDゲーミングモニターが、Pixio PX278 WAVE / White」です。本体はもちろん、付属のケーブル類まで全て白で統一されており、デスクを白色に統一しているユーザーにも満足いただけるデザインとなっています。

見た目だけでなく、180Hzの高リフレッシュレートとFast IPSパネルによる広色域表示、GtoG 1msの高速応答にも対応しており、FPSやアクションゲームでも快適なプレイが可能。残像感を軽減するMPRT機能や、暗所視認性を高めるBlack Equalizerも搭載し、ゲーミング性能も兼ね備えています。

「白で統一したおしゃれなデスク環境に、性能も妥協したくない」そんな方にこそおすすめしたい、デザイン性と実用性を両立したWQHDモニターです。

製品名Pixio PX278 WAVE / White
解像度2560×1440 WQHD
画面サイズ27インチ
リフレッシュレートDP : 180Hz / HDMI : 144Hz
パネルの種類Fast IPSパネル
応答速度GtoG 1ms
表面処理非光沢
入力端子DP 1.4 ×1 / HDMI 2.0 ×2 / USB 2.0(FW Update)
機能Adaptive-Sync / ブルーライトカット / フリッカーフリー(ちらつき軽減) / Black Equalizer(暗所補正) / MPRT(黒挿入) /
音声出力ヘッドホン出力(3.5mm)
付属品DPケーブル / 電源ケーブル / ACアダプター / VESA変換マウント / 説明書
価格税込39,980円 → セール時35,980円(記事作成時)

【ハイエンドモデル】INZONE M10S

INZONE M10S 」はApexLegends世界大会である「ALGS」に採用され、使用した選手からの評価も高いゲーミングモニターです。

最大の特徴は、480Hzの超高リフレッシュレートと、有機ELパネルによる圧倒的な映像美。
さらに、応答速度0.03ms(GtG)という驚異的なスピードを誇り、動きの激しいFPSでもブレのない表示が可能です。

Fnaticと共同開発されたこのモデルは、プロがよく使用する24.5インチ相当の画面モードや、プロが愛用するTNパネルの画像特性を再現するように画質調整した「FPS Pro」モードなど、まさにeスポーツ仕様のチューニングが詰め込まれています。

SONYの技術とFnaticのプロ選手の知見、そして有機ELパネルの性能を余すことなく発揮した最高峰のゲーミングモニターです。

製品名INZONE M10S (SDM-27Q10S)
解像度2560×1440 QHD
画面サイズ27インチ (24.5インチモード搭載)
リフレッシュレートDP : 480Hz / HDMI : 480Hz
パネルの種類有機ELパネル
応答速度GtoG 0.03ms
表面処理非光沢
入力端子DP 2.1 ×1 / HDMI 2.1 ×2 / USB Type-B x1(Upstream) / USB Type-A x2(Downstream) / USB Type-A x1 (SW Update)
機能Adaptive-Sync / G-Sync Compatible / VRR(HDMI 2.1) / ブラックイコライザー / 24.5インチモード
音声出力ヘッドホン出力(3.5mm)
付属品DPケーブル / 電源ケーブル / ACアダプター / 説明書 / セットアップガイド / 保証書
価格税込151,917円(記事作成時)

まとめ

WQHDゲーミングモニターは、高精細な映像と広い作業領域、高リフレッシュレートの滑らかさを両立できる、非常にバランスの良い選択肢です。とくに近年のゲーミングPCの進化により、ミドルスペックPCでもWQHD環境を十分に活かせる時代になっています。

本記事では、以下のニーズ別におすすめのモニターをご紹介しました。
・【迷ったらコレ】「IODATA EX-GDQ271JA
・【コスパ重視】「JAPANNEXT JN-27i180Q
・【FPS向け】「MSI G274QPX
・【白デスク環境】「Pixio PX278 WAVE / White
・【ハイエンドモデル】「INZONE M10S

それぞれに強みがあり、自分のゲームスタイルやデスク環境、予算に合った1台を選ぶことで、より快適なゲーム体験が得られます。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのWQHDゲーミングモニターを見つけてください。

-ゲーミングモニター, デバイス
-