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【初心者向け】Obsidianの導入から使い方まで徹底解説

Obsidianの使い方

Obsidianを使ってみたいけど、「設定が複雑そう」「Markdown記法がハードル高い」という理由で手を出せずにいる方も多いのではないでしょうか。

本記事ではObsidianを使い始めたい初心者の方に向けて、インストール方法や基本操作、必ず覚えたい4つのマークダウン記法、プラグインの導入方法などを解説します。

Obsidianとは?

Obsidian(オブシディアン)とはローカルで動作するMarkdown形式のノートアプリです。以下の魅力があります。

  • 個人利用なら無料で使える
    無料でほぼ全ての機能にアクセスできます。
  • ローカルベースのためオフラインで使える
    ノートはローカル(使用しているPC)に保存されるため、オフライン環境でも使えます。
  • Markdown形式で書けるため、シンプルで軽量・崩れにくいデータ管理
    汎用性に長けているため、他ツールへの移行も簡単で資産性が高いです。
  • 内部リンクでノート同士を関連付けすることができる
    ノート同士を内部リンクで繋げることができ、関連する情報へすぐアクセスできます。さらにノートの繋がりをグラフビューで表示でき、知識の繋がりの可視化や、新しいアイデアの発見にもつながります。
  • 豊富なプラグイン(拡張機能)
    有志が開発しているプラグインを導入することで自分好みにカスタマイズ可能です。
  • 同期することで他のデバイスでも同じように使える
    公式が用意している同期システム(有料)やクラウドストレージサービスを利用することで、他のデバイスでもノートを追加・閲覧できます。

Obsidianのインストール手順

  1. Obsidian公式ホームページの「Get Obsidian for 〇〇」から使用しているOSに合ったObsidianをダウンロードします。
    Obsidianのダウンロード場所
  2. ダウンロードしたインストーラーを開きます。(MacならObsidian-1.〇〇.dmg)
  3. 指示に従ってObsidianをインストールします。(Macの場合Obsidianアプリアイコンを「Applications」へドラッグ&ドロップ)
    ObsidianのMacでのインストール方法

Obsidianのセットアップ

Obsidianを起動するとこのような画面が表示されます。まずは一番下にある「English」をクリックし、リストから日本語を選択し日本語化しましょう。

保管庫(Vault)とは

保管庫(Vault)とは、Obsidianで作成する「ノートをまとめて保存するためのフォルダ」のことです。すべてのノート、画像、設定ファイルがこのVault内に保存されます。

クイックスタートで始める場合

「クイックスタート」を選択することですぐにObsidianを使い始めることができます。このとき保管庫は書類(Document)フォルダに「Obsidian Vault」という名前で作成されます。

保管庫の作成場所を指定する場合

保管庫の作成場所を指定したい場合は保管庫を新規作成するという項目の「作成」を選択します。

保管庫の名称にフォルダの名称(クイックスタートで言うとObsidian Vault)を入力。ロケーションの閲覧をクリックすることでフォルダの場所を指定できます。

今回は保管庫の名称を「Obsidian」、ロケーションは「書類(Document)」を指定しました。

保管庫の名称とロケーションの設定後、作成をクリックすることで初回設定は完了です。

Obsidianよく使うボタンの役割

  • 新規ノート
    新規ノートを作成します。ショートカットキーはWin:Ctrl + N / Mac:⌘ + N。メモをとるときはここから始めます。
  • 新規フォルダ
    新規フォルダを作成します。
  • ソート順の変更
    フォルダ内のノートの並ぶ順番を変更できます。
  • Auto-reveal current file
    現在開いているノートが属するフォルダを展開するものです。
    Auto-reveal current fileとは
  • フォルダを全て開く/折りたたむ
    クリックすることで全てのフォルダを展開、折りたたむことができます。
  • クイックスイッチャーを開く
    クイックスイッチャーを開きます。別のノートへ移動したい時や、名前をつけて新たにノートを作成するときに使用します。
    ショートカットはWin:Ctrl + O / Mac:⌘ + O
  • グラフビューを開く
    ノートのリンクを可視化したグラフビューを開きます。
  • 新規キャンバスの作成
    新規キャンバスを作成します。
  • 今日のデイリーノートを開く
    クリックすることで、自動的に現在の日付で名付けられたノートを新規作成します。既に今日のノートを作成済みの場合はそのノートを開きます。
  • テンプレートを挿入
    クリックする事で作成済みのテンプレート一覧が表示され、使用したいテンプレートを選ぶことでノートに反映できます。
  • Create new base
    ノートをデータベースのように扱えるベースを作成します。
  • コマンドパレットを開く
    Obsidianで使える機能にアクセスできるコマンドパレットを開きます。
    ショートカットキーはWin:Ctrl + P / Mac:⌘ + P

これだけは覚えたいマークダウン一覧

Obsidianを使う上で必ず必要になってくるのがMarkDown(マークダウン)記法です。Markdown(マークダウン)とは、文章をきれいに整えるための書き方ルールです。特定の記号を使うことで、文章の見た目やレイアウトを簡単に指定することができます。

内部リンク |[[]]

Obsidianの根幹とも言える内部リンクです。内部リンクにしたいキーワードを「[[]]」で囲むことで作成することができます。

[[テキスト]]

ポイント

何を内部リンクにしたらいいかわからない方は、今後使いそうな単語全てを内部リンクにすることをおすすめします。そうする事で思わぬ場所で繋がりを発見でき、アイデアや気付きを得る可能性があるからです。
筆者は片っ端から内部リンクを作成しています。

見出し|#

ノートを階層化するために使用します。「#」の数に応じて1から6まで階層を作ることができます。最後の「#」の後ろに半角スペースを忘れずに入れてください。
基本的にタイトルは#(見出し1)が使われるため、##(見出し2)以降を使います。

# 見出し1
## 見出し2
### 見出し3
#### 見出し4
##### 見出し5
###### 見出し6

リスト, 番号付きリスト|- , 1.

「-」後ろに半角スペースを追加することでリストを作成できます。「-」(ハイフン)の他にも「+」(プラス)や「*」(アスタリスク)でも作れますが、-(ハイフン)が入力しやすくおすすめです。
番号付きリストは「1.」を使います。

行にカーソルがある状態で「Tab」を押すことでネスト(入れ子)でき、「shift + Tab」で戻せます。Tab以外ではリストの記号の前に半角スペースを4つ入れることでネストできます。

- リスト1  
- リスト2  
	- ネストされたリスト1  
	- ネストされたリスト2  
  
1. 番号付きリスト1  
2. 番号付きリスト2  
	1. ネストされた番号付きリスト1  
	2. ネストされた番号付きリスト2

チェックボックス|- [ ]

リストで使った「-」に半角スペースをあけ、半角スペースを挟んだ「[]」(大カッコ)でチェックボックスを作成できます。「[ ]」の中の半角スペースを「x」に変えることでチェック済みになります。

- [ ] チェックボックス
- [x] チェック済み

Obsidianをカスタマイズできるプラグイン

プラグインとは

プラグインとは、Obsidianに新しい機能を追加するための拡張機能です。Obsidianのプラグインには「コアプラグイン」「コミュニティプラグイン」があります。

  • コアプラグイン
    Obsidianに最初から標準搭載されている公式プラグインです。ノートの検索、テンプレート機能、デイリーノート、スライド表示など、基本機能を強化するものが多く、デフォルトで有効化されているものから、必要に応じて自分で有効化するものがあります。
  • コミュニティプラグイン
    コミュニティプラグインは、世界中のユーザーや開発者が作成した追加機能です。タスク管理やカレンダー、外部サービス連携など、Obsidianをさらに便利にする多種多様なプラグインが揃っています。

コミュニティプラグイン導入の初期設定

  1. 画面左下の歯車マーク「設定」から「コミュニティプラグイン」を開く
  2. コミュニティプラグインを有効化をクリック
    obsidianのコミュニティプラグイン有効化
  3. 「閲覧」をクリックしコミュニティプラグイン一覧を表示
    obsidianのコミュニティプラグイン入れ方
  4. 一覧からプラグインを選択、または「プラグインを検索」から導入したいプラグインを選ぶ
    obsidianのコミュニティプラグイン検索

実際のプラグイン導入の流れ

例として今回はコミュニティプラグインの鉄板「Calendar」を導入したいと思います。

  1. プラグインを検索に「calendar」と入力しダウンロード数が最も多い左上のものを選びます。
    obsidianのプラグイン検索画面
  2. 「インストール」をクリックし、インストール後に「有効化」をクリックすることでプラグインを有効化できます。
    obsidianのプラグイン カレンダー
  3. 導入したプラグインは「設定」→「コミュニティプラグイン」の「インストールされたプラグイン」に表示され、ここからオンオフの切り替え、プラグインの設定が行えます。
    obsidianのインストールされたプラグイン

今回導入したカレンダーは画面右上にアイコンが追加されクリックまたはドラッグ&ドロップで配置することができます。

Obsidianの主要な同期方法

Obsidianの主要な同期方法は4つあり、それぞれ特徴があります。

Obsidianの主要な同期方法と特徴
Obsidian SynciCloudクラウドストレージGit(GitHub等)
コスト有料(月額4ドル~)無料~無料~無料~
設定・運用難易度簡単簡単普通難しい
容量1GB~5GB~各サービスによる1GB~
同期速度高速比較的高速普通普通
バージョン管理
バックアップ
簡単難しい難しい簡単
モバイルとの同期難易度簡単簡単普通難しい

Obsidian Sync(公式の有料サービス)

Obsidian Syncは、Obsidian公式が提供する有料の同期サービスです。最も安定しており、エンドツーエンド暗号化によるセキュリティの高さも魅力です。基本的には「Sync Standard」で事足りると思います。

メリットデメリット
・公式サービスなので最も安定・高速
・設定が簡単
・ノートのバージョン履歴が残る
・プラグイン設定やテーマの同期にも対応
・特定ファイルの同期を除外可能
・End-to-End暗号化による高いセキュリティ
・有料(月額 / 年額)
プランと内容
Sync StandardSync Plus
価格(月払い・月額 / 年払い・月額)5ドル / 4ドル10ドル / 8ドル
同期保管庫(vault)数110
総ストレージ容量1GB10GB or 100GB
最大ファイルサイズ5MB200MB
ノート履歴保存期間1ヶ月12ヶ月
同期可能デバイス数無制限無制限
共有保管庫
(ユーザーを招待し、複数人運用)
可能可能

iCloud Drive(Appleユーザーにおすすめ)

Appleデバイスでのみの運用であればiCloud Driveがおすすめです。無料枠内なら追加料金なしで同期、デバイス間での連携がスムーズな点が魅力です。

メリットデメリット
・iCloud Drive無料枠内の5GBまでなら無料
・Appleデバイス同士の同期の場合設定が他のクラウドストレージサービスと比べ楽

・同期の速度が比較的高速
Appleデバイス以外との同期は面倒
・Obsidian Syncと比べると同期の速さや安定性は劣る
・特定ファイルの同期を除外不可能

iCloudを使用した同期の手順は下記記事で解説しています。

クラウドストレージ(Dropbox / Google Driveなど)

無料でどんな端末とも同期させたい場合はクラウドストレージサービスでの同期がおすすめです。WindowsやmacOS、iOSやAndroid等どのプラットフォームにも同期できる点が魅力です。

メリットデメリット
各サービスの無料枠内なら無料で使える
どの端末でも同期が可能(各サービスアプリが必要)
リアルタイム同期ではない
・ファイルの競合が発生する可能性がある
・特定ファイルの同期を除外不可能

Git(GitHubなど)

バージョン管理システムであるGitを利用し、GitHubなどのリモートリポジトリへ保管庫を保存・同期する方法です。

メリットデメリット
・無料で利用可能
・バージョンの管理・バックアップが非常に強力(変更履歴を追えるため、誤って削除しても復元可能)
・Gitの知識が必要
・テキスト以外(画像など)の管理には不向き
・モバイル端末への同期は面倒
・リアルタイム同期ではない(コミット・プッシュの操作が必要で、他のサービスのように自動では反映されない)

まとめ

本記事では、Obsidianの概要からインストール手順、基本的なMarkdown記法、主要な同期方法までを解説しました。ノート同士をリンクでつなげ、蓄積した情報をネットワークとして育てられるObsidianは、知識の整理や新しい発想を得るうえで非常に有効なツールです。

さらに、プラグインによる拡張性も高く、必要な機能を自由に追加することで、自分の作業スタイルに最適化されたノート環境を構築できます。

まずはデイリーノートやちょっとしたメモから始めて、ノートがつながっていく楽しさをぜひ体験してみてください。

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